第7位 メメント
上映年:2000年 制作国:アメリカ 上映時間:113分 ジャンル:サスペンス
監督:クリストファー・ノーラン キャスト:ガイ・ピアース, キャリー=アン・モス, ジョー・パントリアーノ, マーク・ブーン・Jrほか
ラストがラストにならない映画
デビュー間もないクリストファー・ノーランが描いたロングヒット作品。身の回りに起きたことをすぐ忘れてしまう元保険調査員は、体に残したタトゥーを頼りに妻殺しの犯人であろう謎の男・テディを追う。
白黒の映像は過去から現在、カラーは未来から過去という形で物語が進む演出が面白すぎる!記憶が数時間しか持たない男は、大事なことを刺青として残す生活を送るが、この白黒とカラーが交差していくことで、徐々に真実が明らかになっていく。サスペンスならではの緊迫感を、見事な時間のトリックで描いた作品です!
フィルマークス評価 3.9
シネマランド評価 4.4
総合評価 8.3
第6位 プレステージ
上映年:2006年 制作国:アメリカ 上映時間:130分 ジャンル:サスペンス・ミステリー
監督:クリストファー・ノーラン キャスト:ヒュー・ジャックマン, クリスチャン・ベール, マイケル・ケイン, スカーレット・ヨハンソンほか
「よーく見てごらん」のセリフから始まる謎解き映画
ヒュー・ジャックマンとクリスチャン・ベールがマジシャンを演じるサスペンス映画。脱出トリックの失敗で妻を亡くしたマジシャンが、ライバルであるもう1人のマジシャンに復讐を誓う。
見終わった後には、「やられた」の一言に尽きる。まさにどんでん返しな一作で、冒頭での「よーく見てごらん」が、最終的には答えになります。見どころは、クリスチャン・ベール演じる男が、人間の瞬間移動を成功させたこと。そのトリックに衝撃を受けるとともに、ある意味、映画自体がマジックになっているという展開のもはや唖然。
フィルマークス評価 3.8
シネマランド評価 4.6
総合評価 8.4
第5位 オッペンハイマー
上映年:2023年 制作国:アメリカ 上映時間:180分 ジャンル:伝記
監督:クリストファー・ノーラン キャスト:キリアン・マーフィー, エミリー・ブラント, マット・デイモン, ロバート・ダウニー・Jr.ほか
原爆を生み出した男の史実に迫る
「原爆の父」と呼ばれた物理学者ロバート・オッペンハイマーの知られざる人生を描いた歴史ドラマ。軍の誘いから原子力爆弾開発プロジェクトの責任者は任されたオッペンハイマーは、ある実験を成功させる為、天才科学者を集める。
日本人ならは絶対に見ないといけない作品。なぜならば原子力爆弾が、なぜ日本に落とされることになったのかにも触れられ、目を背けたくなるような事実が待っているからだ。そしてこの兵器を作り出してしまったことが何を指すのか、それを知らずに生きていくことがどんなに危険か、この映画で思い知らされます。
フィルマークス評価 4
シネマランド評価 4.5
総合評価 8.5
第4位 ダークナイト
上映年:2008年 制作国:アメリカ 上映時間:152分 ジャンル:アクション
監督:クリストファー・ノーラン キャスト:クリスチャン・ベイル、ヒース・レジャー、アーロン・エッカート、マイケル・ケインほか
“ダークナイト“その意味を知った時に・・・
クリストファー・ノーラン監督が描くバットマン3部作の2作目。ゴッサム・シティーを陰で守るブルース・ウェインと究極の極悪人ジョーカーの対決を描く。
重厚な音楽とドラマチックな展開でアクションやアメコミに新しい形をもたらしたノーランの一作。音楽はハンス・ジマーが手掛け、作品に絶妙なアクセントをもたらす。そして最後、暗闇を駆け抜けるバッドマンの背中こそが、ダークナイト。その意味を知った時に、この作品の本当の魅力に気付きます。そして最恐のヴィラン・ジョーカー役を快演した、今は亡き俳優ヒースレジャーは偉大なスターです。
コメント